データセンター運用監視を効率化する「可視化」を簡単に実現する方法

サーバー・ネットワーク統合管理ソフト

データセンター運用に必要な監視とは?

データセンターの運用には、建屋や設備から情報セキュリティまで、幅広い範囲の管理業務があります。その中でももっとも重要な業務のひとつがネットワークやシステムの監視です。

例えば、データセンターで顧客企業に提供しているサーバーが停止すればその企業に大きな損害が生まれます。そういった事故や損失を最小限に抑えるためには障害対応を迅速化する必要があります。ネットワークやシステムの異常をリアルタイムに把握し、その個所を瞬時に把握し、その原因を短時間で切り分け、障害対応を迅速化するために監視は不可欠です。

データセンター監視における課題

データセンター監視における主な課題は、機器やシステムの稼働状況を把握しにくいことと、それに伴う作業負担の増大や、問題発生時の調査・対応の遅延です。

データセンターでは、数十台〜数万台のサーバーやネットワーク機器が稼働しています。さらに、劣化による機器の交換や、新規システムの導入により、IT機器の所在や構成が頻繁に変わる場合もあります。そのため、サーバーの物理的な配置やラックの構成、システムの稼働状況を正確に把握することは容易ではありません。

こうした環境では、異常の早期検知や迅速な対応が難しくなります。なぜなら、機器の温度やLED表示などの目視確認や、手動によるログ調査が必要になり、多大な手間が発生するからです。また、トラブル発生時には発生箇所や影響範囲の特定に時間がかかるため、業務・サービスの復旧が遅れてしまう可能性もあります。

データセンター監視の課題を解決するには?

上記のような対応の遅れを防ぐには、データセンターの状況を一目で把握できるような監視体制が不可欠です。オペレーターが監視業務の中心となる場合も多いため、専門知識や経験が豊富でない人員でも異常を検知できるような仕組みが望ましいでしょう。効率的かつリアルタイムにサーバーやネットワーク機器の配置や稼働状況を把握できれば、定期監視やログ調査が省力化され、異常検知やトラブル対応の迅速化を実現できます。

効果的なデータセンター監視を行うためには、以下のような要件が求められます。

  • 状態を可視化できる
  • 異常をリアルタイムに可視化できる
  • 経験が豊富でない担当者でも問題を検知できる
  • 問題個所を瞬時に把握できる
  • その原因を短時間で切り分けられる

データセンター監視の効率化に欠かせない「可視化」

前述のようなデータセンターの監視要件を満たすには、データセンターの「可視化」がポイントになります。データセンターの可視化とは、以下のイメージのように、データセンター内のサーバーなどの所在を可視化し、マップ上からサーバーの状態を目視できることを意味します。

ラックを可視化したイメージ

ラックを可視化したイメージ

データセンターのフロアごと可視化したイメージ

データセンターのフロアごと可視化したイメージ

データセンターをマップ形式で可視化することで、以下のような項目を迅速化できます。

  • 障害通知
  • 障害箇所の把握
  • サーバーの状態把握

データセンターの可視化を運用管理に取り入れることにより、エンドユーザーへ安定したインフラ環境が提供できると同時に、運用管理の工数・コストを削減できます。

データセンターの可視化を簡単に実現する方法

上記で紹介しているデータセンターの可視化機能は、ManageEngineが提供するネットワーク監視ツール「OpManager」でご利用いただけます。特に監視機能と可視化機能に強く、誰にとっても分かりやすい管理画面が特長です。

無料で使えます[機能・監視数 無制限]

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IPアドレスの範囲指定で自動検出した監視対象のサーバーをマウスのドラッグ&ドロップ操作で配置して、簡単にラックビューを作成できます。また、作成したラックビューを同じくドラッグ&ドロップ操作で配置するだけで簡単に3Dのフロアビューを描画できます。その他にも障害対応を迅速化するために必要な基本機能がすべて揃っています。

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