大規模向け/分散構成 Enterprise Edition
Network Configuration Managerでは通常のProfessional Editionとは別に、大規模環境に適した分散構成のEnterprise Editionをご提供しています。各拠点に分散している複雑で大規模なネットワーク環境においても、Enterprise Editionでコンフィグを手軽に管理できます。
ネットワーク機器コンフィグ管理ツール
Network Configuration Manager
Enterprise Editionが適している環境
Network Configuration Manager Enterprise Editionは、大規模なビジネス要件を満たす必要がある場合や、様々な拠点にあるネットワーク機器を一元的に管理したい場合に適しています。
ご利用の環境にNetwork Configuration Manager Enterprise Editionが適しているか確かめるには、以下の表をご参照ください。
管理対象のネットワーク機器数 | 適しているEdition |
---|---|
5,000台以下 | Professional Edition |
5,001台以上(要相談) | Enterprise Edition(本ページ) |
なお、利用に際して、セントラルサーバーとプローブサーバー間でHTTPS⁄ HTTPによりデータを送受信できる必要があります。
※要件の詳細はこちら
Enterprise Editionの概要
Network Configuration Manager Enterprise Editionは、セントラルサーバー1台と複数のプローブサーバーで構成されています。
スケーラビリティとリモートアクセス
複数のプローブサーバーを同一のまたは異なる拠点に配置できます。複数のプローブサーバーに分けてネットワーク機器を登録しても、シームレスな管理が可能です。また、様々な拠点にプローブサーバーを設置する場合は、セントラルサーバーからリモートでコンフィグを集中管理できます。
コンフィグレットと装置テンプレートの同期
セントラルサーバーまたはプローブサーバーにおいて、コンフィグレットや装置テンプレートなどを追加すると、セントラルサーバーを通じてEnterprise Edition全体で自動的にデータが同期されます。同期後はEnterprise Editionのいずれのサーバーからでも、コンフィグレットや装置テンプレートの利用が可能です。
※コンフィグレットとは、ネットワーク機器に投入されるコマンドセットです。複数のネットワーク機器に対して同じコマンドを一括で投入することができ、コンフィグ変更を自動化します。
CLIコンフィグレット|Network Configuration Manager|ヘルプ
分散ユーザー管理
セントラルサーバーに追加されたすべてのユーザーは、各プローブサーバーにも登録されます。管理者は、ユーザーがアクセスできるプローブサーバーの範囲を設定できます。
一元化されたダッシュボード
すべてまたは特定のプローブサーバーにおけるネットワーク機器のステータスを1つのダッシュボードで可視化します。
安全な通信
HTTPSにより、セントラルサーバーとプローブサーバー間で安全性の高い通信を確立できます。
データの整合性
ローカルストレージを活用し、セントラルサーバーとプローブサーバー間で通信できなかった際のデータ損失を防ぎます。
スマートアップグレード
セントラルサーバーの管理画面を操作するだけで、セントラルサーバーとすべてのプローブサーバーをアップグレードできます。その際にプローブサーバーの操作は不要です。なお、アップグレードに必要なファイルの転送処理は、帯域を圧迫させないように配慮されます。