Azure Storage Sync サービス監視の概要
Azure Storage Sync サービスは、オンプレミスのファイルサーバーの柔軟性、パフォーマンス、互換性を維持しながら、ファイル共有をAzure Filesに一元化できるサービスです。Azure Storage Sync サービスを使用すると、既存のストレージインフラとクラウドの両方のメリットを兼ね備えたまま、ストレージをシームレスに拡張できます。
APMツール Applications Manager
データの整合性と一貫性を保証
Applications ManagerでAzure Storage Sync サービスを監視することで、オンプレミスのデータ変更が正しく同期されているかどうかを一目で把握できます。同期されたファイルと同期されていないファイルを把握し、ファイルシステムの効率性やボトルネックを特定できるようになります。これにより、運用の継続性と信頼性の向上を支援します。
サーバーのステータスと接続性を監視
Applications Managerでは、サーバーオンラインステータスの指標を監視し、ハートビートが成功するたびにログを記録することで、登録されたサーバーが稼働しており、クラウドのエンドポイントと適切に通信できているかを確認できます。
同期セッション結果を監視することで、サーバーとクラウドエンドポイント間の同期セッションが成功しているかを可視化します。
容量とストレージの計画を支援
キャッシュサイズとキャッシュヒット率のパフォーマンス指標から、ストレージのニーズを予測できます。キャッシュの使用率の監視によって、将来的なストレージ容量を計画し、サーバーパフォーマンスの最適化や、データ検索時間の短縮を実現できます。また、平均キャッシュデータサイズを監視することで、キャッシュの有効性を評価し、調整が必要なタイミングを把握できます。
低ディスク容量モードは、サーバーのディスク容量が不足していることを意味します。これを監視することで、ストレージ不足による速度低下、障害、データ損失を予防できるようになります。
Syncサービスのパフォーマンスを最適化
アクセス頻度の低いデータを定期的にクラウドに移動することで、オンプレミスのストレージシステムを強化します。データの階層化とシステムパフォーマンスを最適化するには、Applications Managerでリコールデータサイズやスループットなどの主要なパフォーマンス項目を監視することがおすすめです。クラウドティアリングの平均リコール指標は、クラウドからのデータリコールパフォーマンスを監視し、改善するために不可欠です。