Azure コンテナーサービス監視

Azure コンテナーサービス監視の概要

Azure コンテナーサービスを利用すると、コンテナ化されたアプリケーションを簡単にデプロイ、オーケストレーション、管理できます。これらのコンテナ化アプリケーションのパフォーマンス、信頼性、セキュリティを確保し、高いレベルの効率性とスケーラビリティを維持するためには、監視ツールのご利用がおすすめです。

Applications Managerで監視できるAzure コンテナーサービスは以下の通りです。

Azure コンテナーサービスを監視できる

APMツール Applications Manager

Azure Container Apps監視

Azure Container Appsは、コンテナ化されたアプリケーションのデプロイとスケーリングを簡素化するために設計されたマネージドサービスです。基盤となるインフラの処理に負担をかけることなく、マイクロサービスの効率的な管理を可能にします。

Applications ManagerでAzure Container Appsを監視することで、以下のことが実現できます:

  • CPU使用率とリクエストを監視することで、コンテナアプリのパフォーマンスを評価してボトルネックの特定を支援
  • 送受信データを監視してトラフィックの傾向を把握
  • メモリワーキングセットを監視してメモリー消費量を把握し、異常な増加を検出
  • バッファを管理してデータ処理の待ち時間を最小限に抑えてスムーズで高速なアプリケーションパフォーマンスを実現できるよう支援
  • タイムアウトを監視して、待ち時間の急増を検知
  • アプリケーション負荷の把握

Azure Container Apps監視の詳細はこちらをご覧ください。

Azure Container Instances監視

Azure Container Instances(ACI)は、Azureでコンテナ化されたアプリケーションをデプロイして実行するためのフルマネージドサービスです。VM、クラスタ、オーケストレータをセットアップすることなく、クラウド上でコンテナをすばやく実行できます。

Applications ManagerでAzure Container Instancesを監視することで、以下のことが実現できます:

  • CPU使用率を監視することで、ボトルネックやインスタンスのパフォーマンス低下を特定
  • リソースの利用状況を監視し、リソース割り当ての最適化やコンテナインスタンスの拡張是非の判断を支援
  • 送受信データを監視してトラフィックの傾向を把握し、コストの効率化を支援
  • 不要なデータ転送を検出し、パフォーマンスの改善を支援
  • メモリー使用率の異常を検知し、メモリー不足のエラーを防止

Azure Container Instances監視の詳細はこちらをご覧ください。

Azure Container Registry監視

Azure Container Registryは、DockerおよびOCI(Open Container Initiative)のイメージと成果物を保存および管理するための、複数リージョンにレプリケート(GEOレプリケーション)されたフルマネージドサービスです。プライベートレジストリでコンテナイメージを構築、保存、管理できます。

Azure Container Registryの監視は、コンテナイメージと成果物の健全性、パフォーマンス、およびセキュリティを維持するために不可欠です。

Applications ManagerでAzure Container Registryを監視することで、以下のことが実現できます:

  • Azure Container Registry内のコンテナイメージによって消費されたストレージ容量を監視し、新しいイメージに対応するために十分なストレージ容量が利用可能であることを確認
  • イメージのプッシュとプルの統計情報を可視化して、イメージの更新と展開の速度やイメージの消費パターンを把握することで、イメージの配布とキャッシング戦略の最適化を支援
  • ACRタスクの継続時間を監視し、コンテナイメージのライフサイクルにおける非効率性を特定
  • イメージを可視化することで、使用されていないイメージや冗長なイメージの削除、リソースの割り当て調整、コストの最適化を支援

Azure Container Registry監視の詳細はこちらをご覧ください。