Azure App Service プラン監視の概要
Azure App Service プランは、Webアプリケーションの構築、デプロイ、スケーリングのためのフルマネージドプラットフォームです。アプリケーションをホストする物理サーバーのデータセンターとして機能し、クラウド上でWebアプリケーションを柔軟かつスケーラブルに運用できます。
APMツール Applications Manager
App Service プランのパフォーマンスを監視
App Service プランのパフォーマンスとステータスを監視することで、稼働状況を簡単に把握できます。可用性、CPU使用率、メモリー消費量、送受信データなど、パフォーマンスに関する主要な項目を監視することで、アプリケーションのステータスを把握します。また、現在使用されているリソースを正しく把握することで、リソースを効果的に割り当て、スケーリングの必要可否を正しく判断できるようになります。
HTTPリクエストとディスクキューを監視
HTTPリクエスト長を監視し、非効率なコードやデータベースクエリ、サーバーリソースの不足など、最適化が必要な箇所を特定できます。ディスクキュー長の監視は、アプリケーションの安定性とパフォーマンスを維持するために不可欠です。
Applications Managerは、この監視項目の値に急激な変化が起きた場合などの異常を検知し、管理者にお知らせします。これにより、問題をいち早く解決し、リソース割り当ての最適化や、応答時間の短縮、アプリケーション通信の円滑化、効果的なディスク運用保守などを実現します。
アプリケーションのコンプライアンスと可用性を監視
Azure App Service プランのソケット統計を監視することで、ネットワークのボトルネックを特定し、サーバー間のトラフィックの負荷分散の最適化を支援します。機密データを扱うアプリケーションがある場合、ソケット統計を監視することで、接続アクティビティを記録し、セキュリティ標準や規制に準拠していることを確認できます。使用パターンを監視することで、将来のキャパシティプランニングに役立てることができます。
ネットワーク接続のステータスを可視化
Azure App Service プランでSYN送信、SYN受信、FIN待ち、CLOSE待ちなどのTCP状態を監視することで、接続のステータスを簡単に把握できます。TCPの状態を分析することで、送受信トラフィックのパターンを理解し、負荷分散とリソース割り当ての最適化を支援します。
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