AWS CloudFront監視

AWS CloudFront監視の概要

Amazon CloudFrontは、HTML、CSS、JS、画像、動画ファイルなどのWebコンテンツをユーザーに迅速に配信するためのサービスです。世界中のエッジロケーションと呼ばれるデータセンターのネットワークを通じてWebコンテンツ配信するため、ユーザーがどんな場所にいようともコンテンツを最小限の時間遅延で効率的に配信することが可能です。

Applications ManagerのAWS CloudFront監視機能は、CloudFrontのパフォーマンスを可視化します。迅速なコンテンツ配信に重要な役割を果たす各エッジのCloudFront配信サーバーに関するパフォーマンス項目を監視し、障害やコンテンツロード時間の遅延が発生した場合に即座に管理者にお知らせします。

AWS CloudFrontを監視できる

APMツール Applications Manager

CloudFrontのパフォーマンスを分析

CloudFrontディストリビューションのパフォーマンスを可視化し、どのように機能しているかを確認できます。HTTPとHTTPSの両方でCloudFrontディストリビューションが受信したリクエストの総数やオリジンへの送受信データトラフィックをチェックし、処理能力と使用パターンをリアルタイムで分析できます。CloudFrontディストリビューションのキャッシュヒット率を把握することで、CloudFrontがキャッシュからコンテンツを提供する頻度を確認し、キャッシュ効率を向上させることができます。

リクエストエラーの詳細を監視

CloudFrontディストリビューションで発生するエラーを監視することで、エンドユーザーへの様々なコンテンツ配信の問題を回避できます。Applications Managerでは、コンテンツ配信ソースのタイプに基づいて、CloudFrontディストリビューションのエラー統計を可視化できます。

ディストリビューションエラー

CloudFrontディストリビューションで発生したエラーの詳細情報を取得します。サーバーリクエストに成功したビューワーリクエストと失敗したビューワーリクエストの割合、4xxと5xxのサーバーエラーになったビューワーリクエストの数などの統計情報を簡単にチェックできます。これらの項目を監視することで、問題の正確な原因を迅速にトラブルシューティングし、迅速に解決することができるようになります。

Lambda@Edge関数

Lambda@edge関数は、CloudFrontのエッジロケーション内で実行されるサーバーレスコードであり、カスタムエラーページ、URL書き換え、セキュリティチェックなどのカスタム条件に基づいてCloudFrontの動作を動的に変更する必要がある場合に使用されます。

Applications Managerでは、実行エラー、検証エラー、スロットルエラーなど、CloudFrontのエッジロケーションで発生したLambda@edge関数のエラーをタイプ毎に把握し、エッジロケーションでの迅速なトラブルシューティングとインシデント解決を実現します。また、各AWSリージョンごとにLambda@edgeエラーを把握できるため、問題の原因となっているエッジロケーションを簡単に特定できます。

キャッシュに基づいたアクティビティ分析

CloudFrontディストリビューションのキャッシュについて、URLパスのパターンや、それらのURLに対して許可されたメソッド・ Smooth Streamingの有効化状況などを可視化します。 古いキャッシュコンテンツがエッジロケーションからクリアされ、最新バージョンのコンテンツがリアルタイムで提供されているかどうかを確認できます。

オリジン・ディストリビューションの詳細情報

CloudFrontディストリビューションのコンテンツ配信に関わるオリジンサーバーとディストリビューションサーバーの現在の状況を素早く把握できます。オリジンサーバーからコンテンツを取得するのにかかる時間、ドメインのリスト、プロトコルポリシー、応答時間、接続タイムアウトなどのデータを収集し、コンテンツ配信のパフォーマンス向上を支援します。 CloudFrontディストリビューションに関連する代替ドメイン数、オリジンサーバー数、キャッシュビヘイビアなどを可視化し、ディストリビューションサーバーが正常に機能しているかをチェックできます。

Applications ManagerのAWS CloudFront監視機能の詳細はこちらをご覧ください